こんにちは、エッジです。
最近のハードフォークコインは二極化しているように感じています。ほとんどのハードフォークコインはゴミのように安いのですが、たまに思わぬ高価格に驚くことがあります。どのような条件が価格形成に影響しているのかを最近の状況から考えてみました。
①ビットコインのハードフォークはブームが過ぎている
Bitcoin Cash、Bitcoin Gold、Bitcoin Diamondと、この辺りまでは良かったのですが、それ以降はBitcoinから生まれるハードフォークコインは価格がどんどん下がってきています。
12月のハードフォーク祭りは急速に投資家の関心を薄れさせることになったということです。Bitcoinからのハードフォークはブームが過ぎてしまったと思われます。
一方、メジャーアルトコインからのハードフォークは元気です。まだまだ新鮮味を失っていないため、ハードフォークの情報が流れると該当するメジャーアルトコインの価格も上昇する傾向にあります。
具体的な例は次の3つです。
Bitcoin Candy
2018年1月13日、Bitcoin Candy(CDY)はBitcoin Cash(BCH)からハードフォークしました。1BCHあたり1000CDYが付与されまして、6%の価値となりました。(その後、暴落)
ビットコイン・キャンディは、
ビットコイン・キャッシュ”1″に対して”1000″付与されるってことだから、、、
BCH:CDY=1:1000つまり、
現在の価格だと、ビットコインキャッシュの6%の配当を無料で貰えたって計算であってる??https://t.co/enr1FnrjtI#自信ない pic.twitter.com/bafzVOkf7n— ニシノカズ (@nishinokazu) 2018年1月13日
Etherzero
2018年1月20日、Etherzero(ETZ)はEthereum(ETH)からハードフォークしました。1ETHあたり1ETZが付与されまして、2.6%の価値が付きました。一時は5%の値が付いていた模様。
EtherZeroはEthereum比で2.6%のリターンになっています。Bitcoinのハードフォークはもうだめかもしれませんが、アルトコインのハードフォークはまだ良い値がつきそうです。
— エッジ (@happy_retire) 2018年1月20日
Litecoin Cash
2018年2月19日、Litecoin Cash(LCC)はLitecoin(LTC)からハードフォークしました。1LTCあたり10LCCが付与され、10%の価値が付いています。
ノーマークでしたが、LitecoinからLitecoin Cashがハードフォークしています。なんと10%の価格が付いています。Litecoinホルダーで動かれた方はおめでとうございます!
— エッジ (@happy_retire) 2018年2月19日
以上のことから、メジャーアルトコインからのハードフォークはまだ期待できるということです。
②複数枚の付与は高値が付きやすい
1通貨あたり複数枚のハードフォークコインを付与することがよくあります。
上記のBitcoin Candy、Etherzero、Litecoin Cashの3つの例を見てください。
Bitcoin Candy | Etherzero | Litecoin Cash | |
付与枚数 | 1:1000 | 1:1 | 1:10 |
価値 | 6% | 2.6% | 10% |
複数枚付与した方が高くなりやすいように見えます。また、ビットコインからのハードフォークにおいても、やはり複数枚付与の方が高くなります。
この理由は、おそらく人間の錯覚のようなものを引き起こす効果があって、ようは勘違いです。小数点以下の桁数を読み間違ってしまうというのが理由ではないかと、私は考えています。
まとめ
ハードフォークブームは去っているものの、メジャーアルトコインのハードフォークコインで、さらに複数枚付与であれば数%のリターンが期待できると予想しています。
もちろんハードフォーク自体が実際に行われるのか、あるいはスキャムなのかを見極める必要がありますが、「これはスキャムだろう」と思われていたものが、不意打ちのようにコインが付与されるケースもあるので、なかなか分かるものではありません。
ただし、スキャム疑惑が付いたコインには開発陣が不明、情報の発信が少ない、プロダクトの信ぴょう性が薄いなど、何らかの理由があるものです。こういうコインの価格は期待できないでしょう。