こんにちは、エッジです。
本日(2018年2月13日)に、NEM流出事件を起こしたコインチェックで日本円の出金が再開されています。コインチェックのビットコイン価格が下落しています。
日本円出金の再開とアビトラ
日本円の出金は9時以降に順次行われていました。Twitterには無事に出金された報告が続々と上がってきています。
すると、次第にコインチェックのビットコイン価格が下落しています。原因は、日本円は出金できますが、ビットコインは出金できないため、ビットコインを日本円に換金して、日本円で出金しているためです。
2月13日14時時点の各取引所のビットコイン価格は次のとおり。
なんと54,990円もの乖離幅になっています。一撃で6%はなかなか美味しい。
現在、ビットコインの出金はできないため、アービトラージ取引をしても、ビットコインをコインチェックに寝かせたままになってしまいます。そのため、乖離幅は広がる一方です。
しかし、ビットコインの出金が可能になった途端にアービトラージ取引が発生して、乖離幅は縮小してしまうでしょう。他人よりも一歩先手を打てれば利益が出ますが、なかなか厳しいそうです。
出金ラッシュが続いているコインチェックをどこまで信用できるのかという問題もあります。金融庁へ業務改善計画の報告が本日ありますので、何らか動きがあるか、注目です。
【追記】あの人がアビトラに参戦?
おそらくCISさんがアビトラに参戦したと思われます。
そして俺はあえて世間の逆を行きコインチェックに新規入金
やりたいことがあるので— cis@株 先物 FX 仮想通貨 ドラクエ (@cissan_9984) 2018年2月13日
2月13日17時現在のビットコイン価格の乖離幅は4万円弱です。若干縮まっているのはアビトラに参戦した人が他にもいるものと予想されます。
【追記2】コインチェックの記者会見を経て
2018年2月13日20時より、コインチェックが金融庁への業務改善計画を報告したことに伴い、記者会見を行っています。未決定事項が多いため、新しい情報は少ないものの、次のことが説明されています。
- 金融庁への業務改善計画の内容については、公表できない。しかし、後日、説明する場を設ける。
- 仮想通貨の出金制限については、外部のセキュリティ専門家による診断を行っており、問題ないという判断を経てから、出金解除を行う。
- NEMの補償については、自己資金で補償できる目途は立っている。実施時期については、調整中。事業継続ができる。
- 日本円の出金解除に伴って、初日は401憶円の出金指示があった。
この記者会見を経て、ビットコイン価格の乖離幅はさらに縮小しています。2月14日8時時点の乖離幅は3万円です。
2月13日14時 5.5万円
2月13日17時 4万円(CISさん参入)
2月14日08時 3万円(記者会見終了)