ビットフライヤーがSFD変更を発表、その影響は?

エッジです。

昨日、ビットフライヤーのSFDの一部変更内容が発表されました。一時はかなり不安定なビットコイン相場になっていましたが、大きなトラブルもなく、ソフトランディングできそうです。

主な変更点と影響を書いておきます。

変更点1.乖離幅縮小の決済注文に対するSFD付与なし

ここが今回の仕様変更の肝の部分になります。価格乖離を縮小する方向の決済注文に対して、SFDは付与されません。

図を見てもらうと分かる通り、一ヵ所だけ「SFDなし」になっていますよね。今まではSFDが付与されていたものが、SFD付与なしとなることで、徴収されたSFDはどうなるのでしょうか?

答えはビットフライヤーがもらうということになります。実質的な値上げであるということです。

変更点2.SFDの新枠追加とSFD比率低下

新たに価格乖離5%以上10%未満の枠が追加されると共に価格乖離20%以上のSFD比率が3%→2%に変更になっています。

「価格乖離5%以上10%未満の枠追加」はビットコインFXの価格をより現物に近づけたいという意図があります。

価格乖離20%以上のSFD比率が3%→2%に変更されたのは、以前は3%とすることで断固として価格乖離20%のラインを死守するという意思の表れだったのでしょうが、その効果はほとんどないことが証明されています。

2%に値下げをして、ビットフライヤーが手数料を取りすぎだという批判をかわす意図があるのだと思われます。なので、このタイミングに3%→2%に下げる必要があったのです。

SFD変更による影響は?

価格乖離10%、15%、20%の境界でしばしば見られたbotのバトルはほとんどなくなってしまうものと予想されます。手動でトレードすると、SFD狩りにあっていたので、少しは使いやすくなると思います。

現在の価格乖離は10%ちょうどです。

ビットコイン価格も大きな影響を受けることなく、上昇を続けています。

数日前は17%程度の価格乖離があったものが、仕様変更発表前には7%程度まで下がってきており、ソフトランディングできて、本当に良かったと思います。もし17%の段階で仕様変更の発表があれば大きな衝撃になったでしょうね。

今後、もし乖離幅が10%を大きく超えることがあれば、SFD仕様変更が発動後は最大2.5%まで乖離幅が縮まると予想されますので、アビトラのチャンスです。

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