コインチェックで発生した580憶円相当のNEM流出事件は、1月28日1:25にコインチェックから補償方針がメールされています。
総額 : 5億2300万XEM
保有者数 : 約26万人
補償方法 : NEMの保有者全員に、日本円でコインチェックウォレットに返金いたします。
算出方法 : NEMの取扱高が国内外含め最も多いテックビューロ株式会社の運営する仮想通貨取引所ZaifのXEM/JPY (NEM/JPY)を参考にし、出来高の加重平均を使って価格を算出いたします。算出期間は、CoincheckにおけるNEMの売買停止時から本リリース時までの加重平均の価格で、JPYにて返金いたします。
算出期間 : 売買停止時(2018/01/26 12:09 日本時間)〜本リリース配信時(2018/01/27 23:00 日本時間)
補償金額 : 88.549円×保有数
補償時期等 : 補償時期や手続きの方法に関しましては、現在検討中です。なお、返金原資については自己資金より実施させていただきます。
補償金額はZaifにおける「NEMの売買停止時から本リリース時までの加重平均の価格」となるため、1NEMあたり88.549円。これに流出量5.2憶NEMをかけると、補償総額は460憶円となります。
流出時のNEM価格は約110円、現在のNEM価格は113円となっています。それが、88.549円に減額された形となるため、約20%のディスカウントとなります。580憶円分のNEMが流出して、補償額が460憶円なので、これは非難を浴びそうです。
NEMが盗まれたのであれば、NEMで返済するべきではないかという意見もあります。しかし、流出した5.2憶NEMはNEM市場の1日の流通量を遥かに超えるため、NEM価格が急騰してしまいます。実質的には不可能ということです。
「返済原資については自己資金により実施」とあります。正直なところ、これほどの補償額を自己資金で応じられるほど儲かっていたのかと驚きました。コインチェックはビットコインは手数料無料で取引できますが、アルトコインは高いスプレッドがあるため、かなりの利益を上げられるサービスだったのでしょう。
コインチェックの補償方針を受けて、仮想通貨全体の価格は急上昇しました!
事件発生から約2日で補償方針を発表し、それも全額自己資本での返済であったことから、明るい雰囲気が広がってきました。しかし、盗まれた5.2億NEMはまだハッカーのウォレットの中に保管されています。
補償方針が発表されましたね。皆様はどの様に感じられましたでしょうか。
私の行動は、それとは無関係に動いておりますので、引き続き同じ様に監視を続けていきます。
可能な限りCC様へ資金を戻せる様、努めて参りたいと思います。— Rin, MIZUNASHI (JK17) (@minarin_) 2018年1月27日
[2] 後は、ずっと待っているだけです。この件に関わる事はこの36時間の中で15分程度です。それ以外は基本的に普段の作業をしています。
問題なのは、寝ることが許されないだけで、結果としての作業量は殆どありませんでした。なので、本当に大したことやってないです。分かる方は分かると思います。— Rin, MIZUNASHI (JK17) (@minarin_) 2018年1月27日
NEM財団から、今回のハッキング事件を任されて、取り組んでおられるみなりんさんには頭がさがります。がんばってください!